2025 Whale Watching & Swim Tour まとめ
WWSの終了から早くも一週間!!
ちゃんと今シーズンのまとめをブログにアップしよう、、、なんて意気込んでおきながらもう一週間(笑)
クジラシーズン中は拓海にブログを任せっきりだったこともあり、なかなか重い腰が上がらず、、、なんて理由ではなく、ただただありがたいことに、WWSが終わってからも学生団体様のご予約が続き、忙しくさせて頂いております。その間にスタッフの体調不良もあったり、、、。
と、どれもこれも言い訳ですが、今日は少し時間が出来たので朝からブログに取り掛かってます!
今日中(3/17)に終わるかなー??笑
まずは今シーズンを振り返ってみて、さっと思い浮かぶことは、、、
〇とにかく海が荒れた日が多かった
という事です。
例年、荒れやすい時期ではあるので、荒れることは当たり前なのですが、それを踏まえても今年は荒れる頻度が多かったように思います。
久米島に来て12回目のクジラシーズンでしたが、過去1、2を争う荒れっぷりだったように思います。
毎週のようにやって来る寒波、、、何なら週2くらいのペースでやって来る、、、。
2月終わりから、3月に入ってからはまだ少し穏やかな日が出てきましたが、シーズン始まってからの約一か月はずっと荒れていたような印象です。
海が穏やかである方が、クジラとスイムしやすいのは間違いないので、荒れる頻度と反比例してスイムできる頻度は少なくなってしまったかと思います。

数少ないチャンスではありましたが、やはり天候・海況ともに良いコンデションの日は、より一層クジラたちが美しく見えます。
クジラのブローに虹がかかる「レインボーブロー」も晴れた日限定の光景です。
ただ海が荒れることは悪い事ばかりではないように思います。
(もちろん悪いことは多いですが、、、)
よく海が凪いでいるとクジラが飛ばないということを耳にしますが、実際シーズン通して乗っていると、その言葉に納得させられます。

海は荒れていたけど、船上でのウォッチングが大盛り上がりだった日は何度かありました。
逆に凪いでいる海況で、ウォッチングが盛り上がる日はほとんど無かったように思います。
(あくまでも個人的な主観による判断です。何も根拠はありません。)
そういうことがあるので、海が荒れていてもすぐに中止という判断はせず、可能な限り出航させて頂きました。
と、コンディションの話はここまでに。
では肝心のクジラたちについて。
2つのことが印象に残っています。
一つ目は、、、
〇ヒートランに遭遇する頻度が多かった

メスを巡ってオス同士が争うヒートラン。
シーズン開始から2月下旬頃まで、よく遭遇していました。
4、5頭の規模が多かったように思いますが、一番多い時で12頭のヒートランがありました。
連続して背びれが出てくる様は、もはやイルカの様でした(笑)
ヒートランの最中は潜っている時間が短く動きも激しく多彩なため、ウォッチングは盛り上がります。
ただスイムに関してはタイミングが合わせられる場合のみ可能ですし、クジラが速いスピードで通り過ぎていくので、見れたとしても短い時間です。
そういうこともあってか、連日ご乗船頂いているお客様からは、「もうヒートランはいい!」なんて声が上がることも、、、(笑)
そういう事からも遭遇する頻度が多かったと感じます。
今シーズン、久米島近海にはメスを求めるオスが多かったのかな?

そして二つ目は、、、
〇親子クジラとの出会いが少なかった

ここ近年は、止まっている親子クジラにアプローチするのが理想的なスイムの形となっています。
なので、まずスイムをさせてくれそうな親子クジラが居るかどうかがすごく大事な条件になります。
ただ、今シーズンはスイムができるかどうかは別として、そもそも親子クジラと遭遇した頻度が少なかったように思います。
あくまでも僕の主観的な感想なので一概には言えないのですが、(出会った親子クジラの頭数を記録しているわけではないです。)それでも実際に親子クジラとスイムできた回数は、ここ近年の中では少なかったような気がします。
昨シーズンが好条件の親子クジラが沢山居たので、その反動でより一層そう感じてしまっている可能性は否めないですが、、、
逆に言うと、昨シーズンはスイムを出来た日が多くありましたが、ヒートランや各種アクションはそんなに盛り上がることは無かったような気がしています。
これまでの経験を踏まえても、年によって傾向が違うのは当然の事でもあります。
その年の傾向に合わせて、より良いツアーを開催していきたいと思います!

チャンスは少なかったとは言え、やはり親子クジラとのスイムは至福の時間でした。
さらに、もう一つ印象に残っている、、、という程、頻度が多いわけではないのですが、

クジラとイルカのハッピーセット(笑)
久米島の海域だと毎年この組み合わせを見かけるのですが、年に1、2回程だったように思います。
それが今シーズンは5、6回ありました!
またイルカついてるー!なんて嬉しい発言を何度かした記憶があります!笑
両方を水中で見れたのは一度だけでしたが、なんだかお得感があって船上観察だけでも充分楽しませてもらいました!
そして、あと一つブログに書くかどうか悩んだ話があるのですが、記録として書いておこうと思います。ちなみにこの話は実際に見たわけではありません。
WWS期間中に他ショップのダイビング船から「子クジラの死骸が浮いている」という情報が入りました。
その情報が入った時、あまりにも距離が離れていたため実際に確認することは出来なかったのですが、信頼できる島の先輩ガイドの方からの情報なので間違いないと思います。
2艇のダイビング船がこの死骸を見ていたようで、近くによると腐敗臭はするものの、子クジラと見てわかるくらい形は残っていたようです。
それを聞いた時に、何が原因で死んでしまったんだろうか??と色々考えたのですが、漁具が絡まったりしたのか?病気か?ヒートランなどの争いに巻き込まれたのか??それともエスコートの激しいアプローチのせいだろうか??
もちろん原因は全く分からないですが、今シーズン、親子クジラにはほぼエスコートが付いていたし、1頭だけでなく2頭ついているシーンも何度か見かけました。
ヒートランが多く、オスの数が多いのかなと感じていたこともあり、こういう傾向の年だから、起きたことなのかな、、、と思ってしまう出来事でした。
(またまた何の根拠も無いので、この部分は僕の独り言と思ってお読みください。)
さて、気づいたらいつもの何倍もの文章量になってました(^^;
久々のブログに気合が入り過ぎたということにしておいてください笑
もし最後まで目を通して頂けたのなら大変嬉しいですが、、、少し長めなので所々飛ばして流し読みしてください笑
最後になりましたが、今シーズンも多くのお客様にご乗船頂きました。
本当にありがとうございました!
スイムの機会が少なかったこともあり、納得のいくサービスが提供できたと胸を張って言えるわけではないですが、だからこそ今シーズンの経験を活かし、来シーズンに臨みたいと思います!
まだ一年も先なのかー!!
少し時間が出来たこともあって今になってクジラロスがやってきました(笑)
きっとまだ明日のダイビング中も移動中もクジラを探してしまいそうです(笑)
ではでは長々と失礼しました。
健太朗
気温:15℃
水温:22~23℃
ポイント:トリノクチ・シャドーケーブ
☆装備について
船上:ボートコートが必須です。お持ちの方は必ずご持参ください!
海:5mmツーピース+インナー・ロクハン・セミドライ・ドライスーツ