憧れのヤドカリ
ヤドカリ好きな方を「ヤドカリスト」
そんな風に呼んだりすると聞いたことがありました。
僕は 「ヤドカリスト」 とまでは言えないけど、以前「スーパーヤドカリスト(僕はそう思っています)」のお客様とご一緒したことで、ある程度久米島でガイド中に見かけるヤドカリの名前は分かるようになりました。
そして、その頃から出会ってみたいヤドカリがいました。
そいつの名前は「クロシマオニヤドカリ」
BOSSの「エビ・カニガイドブック2」に載っており、ヤコウガイを宿主とするこの大きなヤドカリで、BOSS曰く”初めてヤドカリを触るのが怖い!と思ったヤツ”らしいです。
そう聞いたら見てみたいって思うじゃないですか!!
数日前のシャドーケーブにて。
ガイドを終えて、お客様が全員エキジットした後に、いつものようにサブアンカーを外しに行ったところ、サブアンカーをかけていた穴の中に、やたらと素早くヤコウガイを見つけ、なんだこれ?と思って自然と手を伸ばしてみたら…
「あれ、岩から全然はがれない!」
「なんだかいつもと違う!」
そしたらちらりと見えた暗赤色の足!!
「きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
そして、この子が力を緩めた隙をついて穴の外へ!
「でかい…本当にヤコウガイに入ってる…。」
「でも身体全然貝の中におさまってないよ…。」
写真を撮ろうと岩場に置いたところ…、
「こいつ足早ぇ~!!!」
と、ヤドカリだけどその俊敏な動きに大苦戦…。
なので、結局手で軽く抑えての撮影に…。
手に持っていても体を引っ込めるどころか、むしろ出てきてハサミで応戦してくる!
さすがBOSSが少しでも恐れをなしたヤドカリ!!笑
ちなみに僕もかなりビビりながら手を伸ばしてました(笑)
あのハサミで挟まれたら痛いだろうな~
数枚写真を撮らしてもらって、なんとか船上に居るお客様に見せられないかと考えたものの、「皆さん、珍しいヤドカリが居ます!!もう一回入ってきてください!!」とは、寒さで震えているお客様には言えず…。
結局、お客様には見せることが出来ませんでした。
そして、この子は穴の中に素早く戻って行きました。
今度はいつ会えるかな??
”見てみたいけど、いざ本当に出会えたらちょっとビビる”
そんなヤドカリです(笑)
見てみたくないですか?!
どうも健太朗でした!
気温:24℃
水温:22℃
まだ僕、ティーダゼブラヤドカリ見たことないんです。
探さないとなぁ~。