生き物たちの愛の形
久米島のベストシーズンは?とお客様から聞かれることがあります。
透明度が最高に良くなる8月、9月?
マンタの確率が上がる10月、11月?
それともクジラの2月、3月?
今なら間違いなくこう答えます、5月〜6月だと!!!
日々、生物たちが活発に生きる姿を目にして心躍ります。
特に活発になる日没前後の時間帯は格別です!!
シマハギの群れ産卵は規模の大小はあれど高確率で紹介が可能です。


シマハギ以外はマクロが殆どのサンセットダイブ、マクロで入るとこんな感じで撮ることになります。


バラクーダやイソマグロなどの肉食魚に自分が狙われて・・・
水面付近では放出した瞬間の卵を食べてやろうと集まるグルクンたち狙われ・・・
そんな中でタイミングを測って産卵する。
見応え抜群の興奮と感動の瞬間です・・・!
先日のサンセットでは夜光貝が放精をしていました。
貝自体が大きいだけに、一度に放出する量も多い!!!

ゆっくりと体を持ち上げたと思ったらドバッと煙を吹き出す動作を繰り返します。
雌の夜光貝は別で卵を放出するらしいのですが、こちらは見たことがありません。
(阿嘉島の研究機関の情報だと、0.25mm程の緑色の卵を大量放出するらしい・・・)
激しく動かないので派手さはありませんが、面白い一幕です。
ここ最近・・・いや!今年一番興奮したのはクラカケウツボの産卵!!

発見した時にはこの状況!
同じ穴に入った2匹が噛みつき合っている!!!
人間の基準だとケンカにしか見えない愛の形です。

隣の穴には別のウツボ(オス)が・・・
定期的に「メスを奪ってやろう」とちょっかいを掛けにきます。

守られているメスは、心なしか乙女の表情をしている・・・気がしなくもない(笑)

戦いに勝利した本命のオスはドヤ顔!!・・・のような気がしなくもない(笑)
そして産卵の瞬間は一瞬です!

産卵無事成功!感動のフィナーレ!!!
水中で一人叫びました!!!!
と、同時に血の気が引きました。
「あ・・・健太朗さん呼べばよかった・・・」
ウツボの産卵の瞬間の興奮が忘れられません!!!
どうにかして探して、もう一度見てやろうと思うのですが、そもそも久米島はウツボの個体数が少ない・・・
もう一度発見することはできるのか!?
その時健太朗さんを呼ぶことは出来るのか!?
これからも頑張って探します!!!
以上、拓海でした!!
気温:32℃
水温:27℃
ポイント:ウーマガイ・リュウグウ・一文字
☆装備について
船上:梅雨明けしました!とにかく紫外線対策をしっかりしましょう。
雨でなければ海パンTシャツスタイルが快適です。
海:5mmフルスーツ・3mmツーピース 寒がりの方はインナーを一枚来ても良いかと思います。
※ガイド陣は5mmツーピースやロクハンと5mmの組み合わせたりしています。

