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久米島ダイビング エスティバン

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イシヨウジの産卵!

WWSが終わって以降、閑散期ということもあり、少しゆっくり時間を使えるので、
じゃあこの期間で定点観察できる生物はいないかな??

ということでふと頭に浮かんだイシヨウジ。
数年前に試みたことがあるものの夏のピークに突入していたので、時間的にも体力的にも厳しく断念したのですが、最近では鹿児島のダイビングショップ「SB」さんがブログやSNSにアップしていたので、もう一度思い立って観察してみることに。

元々、僕が持っている本の中にイシヨウジの生態に関して詳しく書かれた論文があり、その論文の内容とSBさんの投稿を参考にしつつ、あとは足りていない情報は自分で観察しつつ、そのうえで推測しながら定点観察を続けること約3週間。

毎日では無いものの、チェックしておきたい日は、出勤前の早朝の時間帯に潜り、その後出勤する・・・ということを繰り返し、

本日2ペアの産卵を確認することが出来ました!!!
いーや、嬉しいですねー!!
観察を続けても見れないことも多いので、見れた時の嬉しさときたらそりゃもう堪らんもんです!
もう少しデータを取り続ければ少人数にはなりますが、お客様にもご案内できる日が来るかもしれません!(基本はその為に観察をしています。)
ただ、普段のボートポイントではないので、何かと余裕が無いと観察できないので、うまくタイミングを合わせられるかどうか・・・。
そこはとりあえず頑張ります!

産卵後(♀から♂への卵の受け渡し)が終了後、♂と♀がお腹をこすり合わせるようにクネクネ泳ぎます。
卵を♂のお腹にしっかり定着させるための行動らしいのですが、これが想像していたよりも高速で…、とても可愛い動きでした。

ちなみに論文によると、イシヨウジは一夫一妻制らしく、繁殖期は毎日、日の出直後にペアで挨拶行動をするようです。
その行動がこの写真で合ってるかどうかは今のところ微妙ですが、日の出直後にペアになって♂が♀にお腹を見せるような行動を連日をしてました。
僕としては、妊婦さんが旦那さんにお腹の(中の子供の)成長具合を伝えているような感じに見えて、なんだかほっこりした気持ちになりながら観察してました(笑)

♂が卵を抱えている期間は、水温によって変化するようですが、次の産卵まではしばらく期間が開きそうなので、また次の産卵のタイミングを狙って観察を続けていこうと思います!

勝手ながら、SBさんのブログを参考にさせて頂きました!
いつも大変勉強させて頂いております!
ありがとうございます!

GWまでは少し時間が取れそうなので、他の生物の繁殖行動も狙っていきます!

健太朗

気温:25℃
水温:23℃
装備:ロクハンがオススメです。5mmフルスーツ・ツーピースでしたら中にフードベスト等インナーがあると良いです。
ポイント:ナングチ・ナングチ

次のイシヨウジの産卵のタイミングの時は、ひとまず僕のわがままを色々聞いてくれている拓海に見せたいと思います(笑)

気温 水温 ポイント


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